心と体

体の発育と心の発達のアンバランスな娘への性教育

ウィリアムズ症候群の子供(女の子)は、二次成長が健常な子供(女の子)よりも早く訪れると言われていました。

母である私は、妖精ちゃんの性毛が、小学3年生の夏に生え始めたのを確認しました。
この時、身長122センチ 体重28キロでした。

生理の始まる目安として、身長150センチ 体重45キロからは、程遠くまだまだ小さな子供です。

この頃より、いつ「生理」が始まっても不思議ではない事を覚悟しました。

ここで、一番の問題が・・・・。

それは、妖精ちゃんの体が小さいという事よりも、理解力。
学校では、低学年のうちから、「男の子の体」「女の子の体」の違いなどは、「性教育」として学んできていました。
ですが、具体的な体の変化や自分の身に起こる事として、どれだけの事が分かっているのか?
どうやって、妖精ちゃんの理解力に合った説明をしてやったら良いのか?

まず、女の子の体の変化を話しました。
お風呂に入ったときに、妖精ちゃんの大事な所には、まだ毛が生えていないけれど、お母さんの大事な所には、毛が生えているでしょ?
これは、もう子供じゃないのよ。
だんだん、お母さんやおばあちゃんのように、大人の女の人になりましたよ、っていう印なの。
外で知らない人や、お風呂以外のところでは、見せてはいけない所。
大切な所だから、毛で隠しているの。

おっぱいもだんだん膨らんでくるよ。

妖精ちゃんは、まだよく分からないのか、「ふ~ん」って感じで聞いていました。
一度だけでなく、何度も何度も話して聞かせていました。

そして、「生理」について。
出血する事を教えなければなりません。
何故、出血するのか?
いろいろ考えました。

妖精ちゃんや、弟は、お母さんから生まれてきたの。
お母さんのお腹の中のお布団で、10ヶ月も寝てたのよ。
女の人は、赤ちゃんをお腹の中で、大きくなるように、寝させるお布団を用意しておかなくちゃいけないの。
妖精ちゃんなら、ぺっちゃんこのお布団と、ふかふかのお布団とどっちが良い?
お母さんは、妖精ちゃんがいつ、お母さんのお腹のお布団でネンネしてくれても良いように、ちゃんと準備してたのよ。
いつでも、妖精ちゃんがふかふかのお布団にネンネしてくれるように。
だから、古くなったら、体から捨ててたの。
でも、お布団は、体から出せないから、「血」に変わって、女の子の大切な所から出てくるの。
だから、怪我や病気じゃないのよ。
全然、心配しなくてもいいからね。
と、こんな風に説明しました。

何度も何度も。

そして、もし、下着に血が付いているような事があったら、すぐにお母さんに教えるようにも。
学校でだったら、養護の先生か、担任の先生にすぐに言うように教えました。

平行して、学校の先生にも、妖精ちゃんに説明した事を話し、もし、出血した事を言いに来たら、よろしくお願いします。と頼んでおきました。

手当てについては、先に教えておいても、その時になってみないとわからないだろうと思い、事前には教えませんでした。

小3(8歳8ヶ月)の夏からこの話を何度も何度も言って聞かせ、実際初潮があったのが、小4(9歳5ヶ月)。
この時の身長130センチ 体重34キロでした。

初潮は、家でありましたので、すぐに準備しておいた専用の下着とナプキンを妖精ちゃんに渡し、手当ての方法を教えました。

最初の何回かは、一緒にトイレに入り、私が手伝いながら、使い方や始末の方法を教えました。

1年かけて、妖精ちゃんの体に起こる変化を話して聞かせていたので、動揺する事も無く、比較的スムーズに「生理」を受け入れました。

学校でも、担任の先生が女性でしたので、トイレへ一緒に行ってくださり、丁寧に教えてやってくださいました。

実際には、まだまだ知的にも精神的にも子供なのに、体だけ大人になって・・・・。
親としては、嬉しいというよりも、可愛そうに・・・と、思う気持ちの方が強かった事を思い出します。

それでも、「初潮」は、女の子にとって一生に一度。
家族揃って、お赤飯でお祝いしました。

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