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新しい出会い

10月8日、妖精ちゃんと私に新しい出会いがありました。
本当は、この出会い、6月にある予定だったんだけど、我が家の都合で、この日になってしまいました。

妖精ちゃん、学校を早引きして、新幹線に乗って、とあるところの小児科へ。

WSについて、研究されている先生がいらっしゃるというので、診療依頼をしていたのです。

妖精ちゃん、京大のT先生にも定期的に診療していただいています。
ですが、この先生は遺伝子が専門。

昨日会った先生は、脳神経が専門。

実は、今まで、T先生の出された資料などでWSについて、それなりに学んではいましたが、これは遺伝子の専門的立場からのもの。

この資料に書かれていることしか知りませんでした。

昨日お会いした先生に妖精ちゃんの成育歴や現在の学校での様子をお話しました。
このとき、「娘さんの同席をどうされますか?」と聞いてくださったのですが、妖精ちゃんにも小6の頃から、自分の抱える問題の事を折りに触れて話していますので、同席を希望しました。

専門的な話をどれだけ理解できるか分かりませんが、一緒に聞いていて欲しかったのです。

一通り、妖精ちゃんの生育歴や学校での様子をお話しました。
そして、「お母さんは、私に何をお望みですか?」と問いかけられました。
正直、とても難しい質問でした。
私の答えを聞く前に、先生は、妖精ちゃんのWISC-Ⅲの検査結果をご覧になりながら、「彼女は、ものすごく頑張っていますね。今の環境は、そうとうしんどいと思うのですが・・・」と。

「私もそう思います。でも、本人が辛いとかしんどいとか言わないのです。だからこそ、このままで良いのか心配で・・・。今のままで、まだまだ彼女は伸びますか?出来る事が増えますか?それが知りたいのです。」と答えました。

先生は、「ここまで、本当によくいろいろ頑張ってこられましたね。民間とはいえ、療育機関もご自分で探してこられ、やってこられました。お母さんをはじめ、ご家族の頑張りですね。」とおっしゃってくださいました。

でも、私は、「これは、すべてこの子の頑張りなんです。この子が頑張るから私も頑張ってきたんです。でも、本当にこのままで良いのかどうかが私にはわからなくて。」と正直な気持ちを話しました。

「ん~。」と先生は、少し言葉を探しておられるような感じだったのですが、初めてお会いする先生、「私自身の紹介がまだでしたね。」と、専門的分野のお話をしてくださいました。

この時、初めて妖精ちゃんの脳の働きを知ったのです。

図に表しながら、私にもとても良く分かる説明をしてくださいました。

その上で、今するべきこと。
これからするべきことを助言してくださいました。

話の途中で、運動能力の話になった時、妖精ちゃんの運動会での「大縄跳び」の話をしました。
すると、先生はとても感動してくださり、「私、こういう話、弱いのよ~」と言いながら、涙を流してくださいました。


私まで、涙が溢れてきました・・・・。

なんでやねん!

いろんな話しをした後、先生は、
「私達医者は、困っている方を助けるのが仕事。助けたいと思っているのです。でも、その助けを拒まれる方もありますし、また不幸にも、条件的に無理な方もあります。私は、お母さんや妖精ちゃんを助けたいと思います。」と、言ってくださいました。

なんとも中途半端な思いで、先生会いに行ったのに、これからも診療していただける事となったのです。

また、先生は「きっと今の妖精ちゃんがあるのは、お母さんのおかげね。」とも言ってくださったのですが、私は一度もそんな風に思った事はありません。

「縄跳びの事が一つの例ですが、小学校からずっとそうだったんです。多分、妖精ちゃんに与えられた徳が、すべて良いように作用してくれているのだと思います。この子の持てる不思議な力なんです。」と言いました。

妖精ちゃんや私の事を認めてくださり、一緒に感動してくださるとても素敵な先生でした。

妖精ちゃんは、現在京大でT先生の診療を受けています。
今回、遠くの先生を訪ねて行き、これからも継続的に診療していただく事について、もちろんT先生にも報告してあります。

T先生は、この先生の事もご存知で、「妖精ちゃんにとって良い形で受診していただけますように」と快諾してくださいました。

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