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気付きの落とし穴

妖精ちゃんは、小さく生まれ、なかなか体重が増えず、発育のすべてがゆっくりでした。

親としては、不安に思いながらも、妖精ちゃんなりのゆっくりた成長をたのしみに子育てしていました。

乳児検診などでも、平均体重より少なかったり、歩くのが遅かったりと心配事はありましたが、保健婦さんから、なんらかの個別のお話があったことは、一度もありませんでした。

それは、妖精ちゃんが、「意味のある言葉」を標準で話したからだったのです。

この事が、今後妖精ちゃんの成長に大きな落とし穴になろうとは、このとき全く気付かなかったのです。

妖精ちゃんは、ウィリアムス症候群(WS)ですが、特徴として、言葉をよく話します。
小さな間は、単語の羅列だけで、自分の意思を相手に伝えれられれば良いので、全く遅れには気付かなかったのです。

乳幼児の正常な発達段階の中に「指差し」というものがあります。
言葉がまだ未熟な頃は、自分の欲しい物などを相手に伝える場合、そのモノを指差し「ア~ア~」と、自己主張したりします。

ですが、ウィリアムスの子は、言葉がよく出るので、指差しをしない場合があるというのです。

この事を知って、妖精ちゃんの赤ちゃんの頃を思い出してみました。
確かに!
本当は、指差しをしても良い時期に、全く指差しをせず、そのまま1歳前から言葉を発するようになったのです。

「指差し」が、発達段階の中であるかないかが、子どもが正常に発達しているかどうかの見極めになる事を初めて知ったのです。

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